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■第160回芥川賞・直木賞■

芥川賞

芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。
   
受賞作品 「ニムロッド(群像2018年12月号)
作品紹介

 それでも君はまだ、人間でい続けることができるのか。 あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。すべては取り換え可能であったという答えを残して。

著者 上田 岳弘(うえだ たかひろ)
著者紹介   1979年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年「太陽」で新潮新人賞を受賞しデビュー。「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。ほかの著書に「異郷の友人」など。
 
受賞作品 「1R1分34秒(新潮2018年11月号)
作品紹介

 なんでおまえはボクシングやってんの? 青春小説の新鋭が放つ渾身の一撃。デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎてばかりいる21歳プロボクサーのぼくは自分の弱さに、その人生に厭きていた。長年のトレーナーにも見捨てられ、変わり者のウメキチとの練習の日々が、ぼくを、その心身を、世界を変えていく――。

著者 町屋 良平(まちや りょうへい)
著者紹介   1983年東京都生まれ。会社員。2016年「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞。
     
今回の芥川賞候補作品
上田 岳弘(うえだ たかひろ) 「ニムロッド」(群像2018年12月号 受賞!
鴻池 留衣(こうのいけ るい) 「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」(新潮2018年9月号
砂川 文次(すなかわ ぶんじ) 「戦場のレビヤタン」(文學界2018年12月号
高山 羽根子(たかやま はねこ) 「居た場所」(文藝冬季号
古市 憲寿(ふるいち のりとし) 「平成くん、さようなら」(文學界2018年9月
町屋 良平(まちや りょうへい) 「1R1分34秒」(新潮2018年11月号 受賞!
  

直木賞

直木三十五(なおき さんじゅうご)の名を記念して、芥川賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。無名・新進・中堅作家が対象となる。
 
受賞作品 「宝島(講談社)
作品紹介  英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。彼らは警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった-。青春と革命の一大叙事詩。『小説現代』掲載を単行本化。
著者 真藤 順丈 (しんどう じゅんじょう)
著者紹介
 1977年東京都生まれ。「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞、「RANK」で第3回ポプラ社小説大賞特別賞受賞。
  
今回の直木賞候補作品 
今村 翔吾
(いまむら しょうご)
「童の神」
(角川春樹事務所)        
 平安時代。鬼、土蜘蛛、山姥などと呼ばれ、京人から蔑まれていた「童」たち。一方、父と故郷を奪った京人に復讐を誓った越後生まれの桜暁丸は、様々な出逢いを経て、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが…。
垣根 涼介
(かきね りょうすけ)
信長の原理」
KADOKAWA  
 蟻を用いた試みにより、信長は「ある原理」を確信し、秘かに危惧する。やがて案の定、織田家を裏切る者が続出し始め…。信長の内面と「本能寺の変」の真実を抉り出す。『小説野性時代』連載を加筆し単行本化。
真藤 順丈
(しんどう じゅんじょう)
「宝島」 受賞!

講談社
 英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。彼らは警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった-。青春と革命の一大叙事詩。『小説現代』掲載を単行本化。
深緑 野分
(ふかみどり のわき)
ベルリンは晴れているか

筑摩書房)   
1945年7月、4カ国統治下のベルリン。米国の兵員食堂で働くドイツ人少女アウグステは、恩人の男の不審な死を知り、彼の甥に訃報を伝えるため旅立つ。しかし、なぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり…。歴史ミステリ。
森見 登美彦
(もりみ とみひこ)
熱帯

文藝春秋)   
 沈黙読書会で見かけた奇妙な本「熱帯」。それは、どうしても「読み終えられない本」だった-。結末を求めて悶えるメンバーが集結し、世紀の謎に挑む! ウェブ文芸誌『マトグロッソ』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。

 

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