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■第157回芥川賞・直木賞■

芥川賞

芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。
   
受賞作品 「影裏(えいり)(文學界2017年5月号)(文藝春秋)
作品紹介  大きな崩壊を前に、目に映るものは何か。
 北緯39度。会社の出向で移り住んだ岩手の地で、ただひとり心を許したのが、同僚の日浅だった。
 ともに釣りをした日々に募る追憶と寂しさ。いつしか疎遠になった男のもう一つの顔に、「あの日」以後、触れることになるのだが……。
 樹々と川の彩りの中に、崩壊の予兆と人知れぬ思いを繊細に描き出す。 
著者 沼田 真佑(ぬまた しんすけ)
著者紹介
 1978年北海道生まれ。西南学院大学卒業後、福岡市で塾講師を務める。現在、岩手県盛岡市在住。本作で第122回文學界新人賞受賞しデビュー。
 
今回の芥川賞候補作品
今村 夏子(いまむら なつこ) 「星の子」(小説トリッパー2017年春号
温 又柔(おん ゆうじゅう) 「真ん中の子どもたち」(すばる2017年4月号 
沼田 真佑(ぬまた しんすけ) 「影裏(えいり)」((文學界2017年5月号  受賞!
古川 真人(ふるかわ まこと) 「四時過ぎの船」(新潮2017年6月号
  

直木賞

直木三十五(なおき さんじゅうご)の名を記念して、芥川賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。無名・新進・中堅作家が対象となる。
 
受賞作品 「月の満ち欠け岩波書店)
作品紹介  自分が命を落とすようなことがあったら、もういちど生まれ変わる-。この娘が、いまは亡き我が子? いまは亡き妻? いまは亡き恋人? そうでないなら、はたしてこの子は何者なのか。さまよえる魂と数奇なる愛の物語。
著者 佐藤 正午 (さとう しょうご)
著者紹介
 1955年長崎県生まれ。北海道大学文学部中退。「永遠の1/2」ですばる文学賞、「鳩の撃退法」で山田風太郎賞を受賞。ほかの著書に「小説の読み書き」など。
  
図書館で所蔵している同著者のその他の主な作品
小説家の四季』
岩波書店
 佐世保に居を構える小説家が、ユーモアとペーソス溢れるまなざしで綴った、2007年秋から2015年夏までの日々。月刊誌『世界』と岩波書店HPでの連載「小説家の四季」のほか、雑誌・新聞等に寄稿した文章を収録する。
鳩の撃退法 上・下』
小学館
 かつての売れっ子作家・津田は、古書店を営んでいた老人の形見の鞄を受け取った。中には、数冊の絵本と古本のピーターパン、そして3千万円を超える現金が。しかし思いもよらぬ事実が判明し…。『きらら』連載を単行本化。
『身の上話』
光文社
 人生にも必ず岐路はあるのか、ところどころで、判断・選択はできるのか。それとも、人との出会いが人生を決めるのか-。地方都市の書店に勤務するミチルは平凡な女性だったが、徐々に非凡な人生の荒波に呑み込まれていき…。
『アンダーリポート』
集英社
  15年前-。地方検察庁の検察事務官・古堀徹は、駐車場に横たわる撲殺死体を発見した。彼は古堀の隣室に住む男だった。事件当時4歳だった被害者の娘との再会が、古堀の古い記憶を揺さぶり始める…。
『5』
角川書店
 結婚8年目の記念にバリ島を訪れた中史郎と真智子。倦怠期を迎えたふたりだったが、旅先で起きたある出来事をきっかけに、かつての愛の記憶が甦る-。本当の愛を探し求める孤独な魂たちへ。新感覚の大人の恋愛小説。
  
今回の直木賞候補作品 
木下 昌輝
(きのした まさき)
「敵の名は、宮本武蔵」

KADOKAWA)        
 数々の剣客を斃した宮本武蔵。剣聖と呼ばれた男と戦った者たちは、武蔵の剣に、なにを見たのか。7人の敗者たちから宮本武蔵の真の姿を描く。『本の旅人』『小説 野性時代』掲載に書き下ろしを加え書籍化。
佐藤  巖太郎
(さとう がんたろう)
会津執権の栄誉」
文藝春秋  
 相次ぐ当主の死、跡目争いによる家中の軋轢、そして奥羽の覇権を目指す伊達政宗による侵略。会津の名家、芦名家の滅亡までを熱く、克明に描いた連作短編集。『オール讀物』掲載に書き下ろしを追加して単行本化。
佐藤 正午
(さとう しょうご)
月の満ち欠け

岩波書店)  受賞!
 自分が命を落とすようなことがあったら、もういちど生まれ変わる-。この娘が、いまは亡き我が子? いまは亡き妻? いまは亡き恋人? そうでないなら、はたしてこの子は何者なのか。さまよえる魂と数奇なる愛の物語。
宮内 悠介
(みやうち ゆうすけ)
「あとは野となれ大和撫子

KADOKAWA
 中央アジアのアラルスタンで、現大統領が暗殺された! 残されたのは後宮の少女のみ。ナツキたちは自分たちの居場所を守るため、臨時政府を立ち上げ「国家をやってみる」べく奮闘するが…。『文芸カドカワ』連載を単行本化。
柚木 麻子
(ゆずき あさこ)
BUTTER

新潮社)   
 結婚詐欺の末、男性3人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。30代の女性記者・里佳は梶井への取材を重ねるうち、欲望と快楽に忠実な彼女の言動に翻弄されるようになっていく…。『小説新潮』連載を加筆・修正。

 

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