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■第155回芥川賞・直木賞■

芥川賞

芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。
   
受賞作品 コンビニ人間(文學界6月号)
作品紹介  36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。
著者 村田 沙耶香(むらた さやか
著者紹介
 1979年千葉県生まれ。2003年「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。「ギンイロノウタ」で野間文芸新人賞、「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞受賞。
  
図書館で所蔵している同著者のその他の主な作品
 『消滅世界
河出書房新社
 「セックス」も「家族」も、世界から消える…。人工授精で子供を産み、無菌の家族をつくる、人間の本能の行方は? 日本の未来を予言する物語。『文藝』掲載を単行本化。
 『殺人出産
講談社
 10人産めば、1人殺してもいい。そんな「殺人出産制度」が認められた世界を舞台に、「生」と「性」の倫理観に疑問を突きつける表題作をはじめ、3人での交際が流行する世界を描いた「トリプル」など全4編を収録。
 『しろいろの街の、その骨の体温の
新潮社
 季節が変わるごとにたくさんの転校生がやってくるニュータウンで、クラスの立場も性格も、正反対の女の子と男の子が出会う-。女の子から少女へと変化する姿を丹念に描く。
 
今回の芥川賞候補作品
今村 夏子(いまむら なつこ) 「あひる」(たべるのがおそいvol.1)
高橋 弘希(たかはし ひろき) 「短冊流し」(新潮1月号
崔 実(チェ シル) 「ジニのパズル」(群像6月号
村田 沙耶香(むらた さやか) 「コンビニ人間」(文學界6月号) 受賞!
山崎 ナオコーラ(やまざき なおこーら)「美しい距離」(文學界3月号) 
 
 

直木賞

直木三十五(なおき さんじゅうご)の名を記念して、芥川賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。無名・新進・中堅作家が対象となる。
 
受賞作品 海の見える理髪店集英社
作品紹介  ある想いを胸に秘め、古い理髪店を訪ねた「僕」と店主が交わす特別な時間。急逝した娘に代わり成人式に替え玉出席すべく奮闘する夫婦…。永遠のようで儚い家族の日々を描く6編の物語。『小説すばる』掲載を単行本化。
著者 荻原 浩 (おぎわら ひろし)
著者紹介
 1956年埼玉県生まれ。コピーライターを経て、「オロロ畑でつかまえて」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。「二千七百の夏と冬」で第5回山田風太郎賞を受賞。
  
図書館で所蔵している同著者のその他の主な作品
『金魚姫
KADOKAWA
 勤め先はブラック企業、うつうつと暮らしていた潤。日曜日、近所の夏祭りで目に留まった金魚を持ち帰ったら、部屋に妖しい美女が現れた!? それ以来、商談が成立するようになり…。『小説野性時代』連載に加筆し単行本化。
二千七百の夏と冬 (上・下)』
双葉社
 ダム建設の工事中、しっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。男女にどんなドラマがあったのか。新聞記者の佐藤香椰は謎にのめりこんでいく…。『小説推理』掲載を単行本化。
『オロロ畑でつかまえて』
集英社
  過疎の山村・牛穴村の青年会と、倒産寸前の東京の広告代理店が組んでデッチ上げた「村おこしキャンペーン」とは? おかしくて、ちょっと哀しい人間群像を軽妙なタッチで綴る。第10回小説すばる新人賞受賞作。
 
今回の直木賞候補作品 
伊東 潤
(いとう じゅん)
天下人の茶

文藝春秋)        
 現世の天下人・秀吉と心の支配者・利休の相克。千利休の志を継ぐ四人の弟子の生き様を通し、究極の美を求めた男・千利休の死の謎を解き明かす時代長編。『オール讀物』連載を加筆改稿し単行本化。
荻原 浩
(おぎわら ひろし)
海の見える理髪店
集英社         受賞!
 ある想いを胸に秘め、古い理髪店を訪ねた「僕」と店主が交わす特別な時間。急逝した娘に代わり成人式に替え玉出席すべく奮闘する夫婦…。永遠のようで儚い家族の日々を描く6編の物語。『小説すばる』掲載を単行本化。
門井 慶喜
(かどい よしのぶ)
家康、江戸を建てる

祥伝社
 豊臣秀吉が徳川家康に要求した国替えの真意は、低湿地の土地と豊饒な所領の交換であった。家臣団が激怒する中、なぜか家康は要求を受け入れ…。ピンチをチャンスに変えた天下人の挑戦を描く。『小説NON』連載を単行本化。
原田 マハ
(はらだ まは)
暗幕のゲルニカ

新潮社
 国連本部のロビーに飾られていた名画「ゲルニカ」のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯するスリリングな美術小説。『小説新潮』連載を単行本化。
湊 かなえ
(みなと かなえ)
ポイズンドーター・ホーリーマザー

光文社)   
 母と娘。姉と妹。男と女。ままならない関係、鮮やかな反転、そしてまさかの結末…。人の心の裏の裏まで描き出す、極上のミステリー全6編を収録。『宝石ザミステリー』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
 米澤 穂信
(よねざわ ほのぶ)
真実の10メートル手前

東京創元社)   
 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執-。己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するフリージャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。粒揃いの6編を収録。『ミステリーズ!』『ユリイカ』掲載等をまとめて単行本化。

 

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