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■第154回芥川賞・直木賞■

芥川賞

芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。
   
受賞作品 死んでいない者(文學界12月号)
作品紹介  秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。
子ども、孫、ひ孫まで。一人ひとりが死に思いをめぐらせ、あるいは不在の人を思い、ゆるやかに互いを思う連帯の中で、それぞれの記憶と時間が広がってゆく。
20人あまりの生の断片から永遠の時間が立ち上がる一晩の記録。
著者 滝口 悠生(たきぐち ゆうしょう
著者紹介
 1982年10月18日東京都生まれ。埼玉県育ち。2011年「楽器」で第43回新潮新人賞を受賞してデビュー。15年『愛と人生』で第37回野間文芸新人賞受賞。『寝相』2014年新潮社刊=第36回野間文芸新人賞候補。『愛と人生』15年講談社刊=第28回三島由紀夫賞候補。「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」15年新潮5月号=第153回芥川賞候補、単行本は15年新潮社刊。
受賞作品 異類婚姻譚(いるいこんいんたん)群像11月号
作品紹介  「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」――結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く。
著者 本谷 有希子(もとや ゆきこ
著者紹介
 1979年石川県生まれ。2000年より「劇団、本谷有希子」を主宰。作・演出を手掛ける。07年『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を受賞。09年『幸せ最高ありがとうマジで!』で第53回岸田國士戯曲賞を受賞。11年小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、13年『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、14年『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を受賞。 
  
図書館で所蔵している同著者のその他の主な作品
 『遭難、
講談社
 生徒の自殺未遂を機に、放課後の職員室は修羅場と化す。いじめのせい? 教師のせい? 責任転嫁と疑心暗鬼のスパイラルを辿ると、そこには、世にも性悪な女がいた-。「トラウマ語り」の欺瞞を鋭くえぐるシリアスコメディ!
 『幸せ最高ありがとうマジで!
講談社
 とある町の新聞販売所にやって来た謎の女。女は嬉々としてその一家の“不幸”を抉り出していく。目的は復讐か? 否。女は縁もゆかりもない見ず知らずの人間だった-。悪魔的なエネルギーで一家を追いつめる女の真の目的は…。
 『ぬるい毒
新潮社
 ある夜とつぜん電話をかけてきた、同級生と称する男。噓つきで誠意のかけらもない男だと知りながら、私はその噓に魅了され、彼に認められることだけを夢見る-。『新潮』掲載を単行本化。
 
今回の芥川賞候補作品
石田 千(いしだ せん) 「家へ」(群像7月号)
上田 岳弘(うえだ たかひろ) 「異郷の友人」(新潮12月号
加藤 秀行(かとう ひでゆき) 「シェア」(文學界10月号
滝口 悠生(たきぐち ゆうしょう) 「死んでいない者」(文學界12月号) 受賞!
松波 太郎(まつなみ たろう)「ホモサピエンスの瞬間」(文學界10月号) 
本谷 有希子(もとや ゆきこ) 「異類婚姻譚(いるいこんいんたん)(群像11月号) 受賞!
 
 

直木賞

直木三十五(なおき さんじゅうご)の名を記念して、芥川賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。無名・新進・中堅作家が対象となる。
 
受賞作品 つまをめとらば文藝春秋
作品紹介 去った女、逝った妻…。瞼に浮かぶ、獰猛なまでに美しい女たちの面影は、いまなお男を惑わせる。江戸の町に乱れ咲く、男と女の性と業-。
著者 青山 文平 (あおやま ぶんぺい)
著者紹介
 1948年12月3日生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学第一政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務した後、92年よりフリーライター。同年『俺たちの水晶宮』で第18回中央公論新人賞を受賞。ほぼ10年で創作活動を終了。2011年、創作再開。初めての時代小説「白樫の樹の下で」で第18回松本清張賞を受賞。同年、本作品を収録した『白樫の樹の下で』でデビュー。
  
図書館で所蔵している同著者のその他の主な作品
『白樫の樹の下で
文藝春秋
 賄賂塗れの田沼時代から清廉な松平定信への過渡期。御家人3人の剣術仲間を巻き込む辻斬り「大なます」。いまだ人を斬ったことのない貧乏御家人が刀を抜くとき、なにかが起きる…。傑作時代ミステリー。
かけおちる』
文藝春秋
 江戸時代、北国の柳原藩執政の阿部重秀は疲弊した藩財政の建て直しのため、ある秘策を実施する。果たしてその結果は…。太平の世に生きる武士の在り様を描く。
『鬼はもとより』
徳間書店
  戦のない時代、最大の敵は貧しさ。食えずに人が死んでゆく最貧小藩の経済立て直しは可能なのか? 表向きは万年青売りの浪人、実はフリーの藩札コンサルタントの抄一郎が命を懸けて藩経済の立て直しに挑む。
 
今回の直木賞候補作品 
青山 文平
(あおやま ぶんぺい)
つまをめとらば

文藝春秋)        受賞!
 去った女、逝った妻…。瞼に浮かぶ、獰猛なまでに美しい女たちの面影は、いまなお男を惑わせる。江戸の町に乱れ咲く、男と女の性と業-。
梶 よう子
(かじ ようこ)
ヨイ豊(とよ)
講談社
 黒船来航から12年。豊国が亡くなって、歌川を誰が率いるのか。ひと回り歳が違う兄弟弟子の清太郎と八十八は、尊王攘夷の波が押し寄せる不穏な江戸で、一門を、浮世絵を守り抜こうとする。浮世絵の終焉を描く歴史長編。
深緑 野分
(ふかみどり のわき)
戦場のコックたち

東京創元社
 誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く、青春ミステリ長編。
宮下 奈都
(みやした なつ)
羊と鋼(はがね)の森

文藝春秋
 ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか-。ピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師として、人として成長する姿を、温かく静謐な筆致で綴る。
柚月 裕子
(ゆづき ゆうこ)
孤狼(ころう)の血

KADOKAWA)   
 昭和63年、広島。新人刑事の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件を追うことになり…。常識外れのマル暴刑事と極道の闘いを描く。

 

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