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■『史料綜覧』とは■

作成者:戸田市立図書館/作成日:平成22年12月7日/平成23年9月10日修正
『史料綜覧』(シリョウソウラン)は、大正12年(1923)、史料編纂掛(現在の東京大学史料編纂所)より刊行が始まりました。現在図書館や書店で見られるのは、主に復刻版(1965〜1966年)や普及版(2009年)です。『史料綜覧』の中には、史料編纂掛が作成した史料稿本約8,000冊分の綱文と史料名が含まれてます。
※『国史大辞典』第7巻(吉川弘文館、1986)p.758・『角川日本史辞典』(角川書店、1996)p.545参照。
※「史料」の意味については、「古い時代の史料を探すには」のページをご覧ください。
目次
  1.書誌情報
  2.形態
  3.調べられること
  4.注意点
  5.調べ方
  専門機関紹介
1.書誌情報
『史料綜覧』(復刻版)1巻〜17巻
編著者 東京大学史料編纂所
出版社 東京大学出版会
出版年 1965〜1966年

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2.形態
  (1)日付順に事件の概要(綱文)と典拠史料名を抜き出したもの。
  (2)仁和3年(887)から寛永16年(1639)までを17冊にまとめたもの(平成22年11月現在)。
史料綜覧収録年代
時代 収録年 時代 収録年
1 平安時代1 仁和3〜万寿1(887〜1024) 10 室町時代4/安土時代1 天文6〜元亀3(1537〜1572)
2 平安時代2 万寿1〜保安4(1024〜1123) 11 安土時代2/桃山時代1 天正1〜11(1573〜1583)
3 平安時代3 保安4〜文治1(1123〜1185) 12 桃山時代2 天正12〜文禄1(1584〜1592)
4 鎌倉時代1 文治1〜建長7(1185〜1255) 13 桃山時代3 文禄2〜慶長8(1593〜1603)
5 鎌倉時代2 康元1〜元弘3(1256〜1333) 14 江戸時代1 慶長8〜19(1603〜1614)
6 南北朝時代1 元弘3〜応安5(1333〜1372) 15 江戸時代2 慶長19〜元和7(1614〜1621)
7 南北朝時代2/室町時代1 応安6〜文安5(1373〜1448) 16 江戸時代3 元和8〜寛永9(1622〜1632)
8 室町時代2 宝徳1〜明応2(1449〜1493) 17 江戸時代4 寛永10〜16(1633〜1639)
9 室町時代3 明応3〜天文5(1494〜1536)
※西暦年は『角川日本史辞典』p.1440〜1457「歴史年表」を参照しました。

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3.調べられること
  (1)仁和3年(887)から寛永16年(1639)までに起こった事件の概要がわかります。
  (2)典拠史料名がわかります。

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4.注意点
  (1)本文は旧漢字・正字で表記されています。
  (2)『史料綜覧』は『大日本史料』の史料稿本をもとに作られましたが、『大日本史料』の刊行が終了していないため、『史料綜覧』と『大日本史料』で引用史料名が異なる場合もあります。
(3)年号の記載は和暦(和年号)です。年号の順番で苦労しないよう、西暦になおせる資料を用意しておくと便利です。くわしくは「暦・年号について調べるには(日本編)」のページ「2.年号(和暦)を西暦になおすには」をご覧ください。

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5.調べ方
<例題>
『角川日本史辞典』p.1442歴史年表によると、寛弘2年(1005)11月に「内裏が焼亡し、神鏡が焼損」したことがわかります。『史料綜覧』を使って日付と典拠史料を調べてみましょう。
  (1)寛弘2年(1005)が含まれる『史料綜覧』1巻を用意します。
  (2)『史料綜覧』1巻の目次を開き、寛弘2年のページ数を調べます。→「寛弘」は一条天皇の年号で、寛弘元年から8年までがp.611〜676に載っていることがわかります。※年号・日付順なので、和年号の順番や天皇名がわかると見つけやすくなります。
(3)p.611を開き、左右の年号を見ながら寛弘2年を探します。→p.619〜632
(4)p.619〜632の中から、11月を探します。→p.629〜631
(5)1日から順に「内裏焼亡」「神鏡」の記事を探します。→15日の条に「月食、内裏災ス、是日、甲斐駒牽延引、」(日本紀略・法成寺摂政記・小右記・権記・樗嚢抄)、16日の条に「内裏火災ニ依リテ、神事ヲ停メ、廃務ス、是日、神鏡ヲ灰燼中ニ求ム、」(日本紀略・法成寺摂政記・小右記・古今著聞集)とあります。
(6)綱文のみでは情報が足りない場合、典拠史料にあたると、くわしい内容を調べられます。※活字化された史料を見たい場合は、『大日本史料』にあたるか(既刊分に限る)、「古い時代の史料を探すには」のページ「所収全集・叢書名を調べるには」をご覧ください。

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専門機関紹介
  『大日本史料』や『史料綜覧』を刊行している東京大学史料編纂所のホームページです。
   

東京大学史料編纂所

●アドレス

 http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

●調べられること
東京大学史料編纂所の所蔵史料検索や、編纂事業内容はもちろん、刊行史料の検索も可能です。※刊行中の大日本古記録・大日本古文書・平安遺文・鎌倉遺文(全文の検索)や、大日本史料・史料綜覧の検索(大日本史料総合データベース)など。
●検索方法
目的 手順
『大日本史料』の刊行状況が知りたい 「編纂・研究・公開」→「編纂・出版」→「大日本史料・史料綜覧」
データベースを利用したい※ 「データベース検索」→「データベース選択画面」→「史料の所在」「全文の検索」「できごとを主題に」「人を主題に」「図像をさぐる」「辞典・字典」※さらに細かく分かれています。
(例)『史料綜覧』の検索は、「できごとを主題に」→「大日本史料総合DB」へ。『大日本史料』『史料綜覧』「史料稿本」の綱文・書名・本文・索引語を検索できます。
蔵書検索 「図書室案内」→「所蔵史料の検索」
史料点数を知りたい 「所蔵史料紹介」→「概要」「貴重書」「特殊蒐書」「その他貴重書」※目的に応じて。
史料編纂所を利用したい 「図書室利用」
※注 「公開用データベース利用規定」および「史料等利用案内(複製・放映・掲載等)」をご覧の上、データベースをご利用ください。

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