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■『大日本史料』とは■

作成者:戸田市立図書館/作成日:平成22年12月7日
『大日本史料』(ダイニホンシリョウ)は、歴史上の重要事件の概要をあらわす「綱文」と、その関連史料で構成されています。
※「史料」の意味については、「古い時代の史料を探すには」のページをご覧ください。
目次
『大日本史料』について
1.書誌情報
2.形態
3.調べられること
4.注意点
5.調べ方
専門機関紹介
  <『大日本史料』の分類記号>
210.08 日本史
※『大日本史料』は蔵書検索の上、希望される編・枝番号をカウンターでご請求ください。

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1.書誌情報
『大日本史料』 第1編〜12編(16編まで刊行予定)
編著者 東京大学史料編纂所
出版社 東京大学出版会
出版年 1954年〜(現在も刊行中)

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2.形態
  (1)仁和3年(887)から慶応3年(1867)までの約980年を、16の編にわけて編纂予定。2010年現在、江戸時代初期の12編まで着手されています。
  (2)重要事件の概要(綱文)の後に、その事件を記した史料を日付順に列挙しています。
大日本史料の収録年代
時代 収録年 状態 時代 収録年 状態
1 平安時代 仁和3年〜寛和2年(887〜986) 本編完結 7 室町時代 明徳3年〜文正元年(1392〜1466) 刊行中
2 平安時代 寛和2年〜応徳3年(986〜1086) 刊行中 8 室町時代・戦国時代 応仁元年〜永正5年(1467〜1508) 刊行中
3 平安時代 応徳3年〜文治元年(1086〜1185) 刊行中 9 戦国時代 永正5年〜永禄11年(1508〜1568) 刊行中
4 鎌倉時代 文治元年〜承久3年(1185〜1221) 本編完結 10 戦国時代 永禄11年〜天正10年(1568〜1582) 刊行中
5 鎌倉時代 承久3年〜正慶2年(1221〜1333) 刊行中 11 戦国時代 天正10年〜慶長8年(1582〜1603) 刊行中
6 南北朝時代 元弘3年〜明徳3年(1333〜1392) 刊行中 12 江戸時代 慶長8年〜慶安4年(1603〜1651) 刊行中
※収録年は編に所収予定のもの。未刊のものがあるため注意してください。
※収録年・完結情報は2010年11月現在のもの。東京大学史料編纂所のホームページを参照しました。くわしくは「専門機関紹介」をご覧ください。
※『大日本史料』は本編のほかに補遺があります。
※南北朝時代は南朝年号と北朝年号が存在します。改元の年は新しい年号で記載。
※時代区分は『角川日本史辞典』年号索引を参考にしています。

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3.調べられること
  (1)重要事件について、複数の史料を一度に比較することができます。
(2)目次でその巻に所収されている綱文を確認できます。
  (3)頭注に史料の大意が記載されています。

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4.注意点
  (1)第1編・第4編の本編を除き、各編とも刊行途中です。全巻刊行には相当の年数を要することが予想されます。刊行状況については、『日本史必携』(吉川弘文館、2007)p.194〜200「『大日本史料』編成」(※2005年8月末現在)、東京大学史料編纂所のホームページをご覧ください(下記「専門機関紹介」参照)。
  (2)本文は、旧漢字・正字・漢文体で表記されています。※適宜、読点が付いています。
(3)年号の記載は和暦(和年号)です。年号の順番で苦労しないよう、西暦になおせる資料を用意しておくと便利です。※くわしくは「暦・年号について調べるには(日本編)」のページ「2.年号(和暦)を西暦になおすには」をご覧ください。

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5.調べ方
  <例題>
『角川日本史辞典』p.1445歴史年表を見ると、文治6年(1190)4月11日、「建久」に改元されたことがわかります。『大日本史料』を使って、1.改元の理由と、2.「建久」以外の候補を調べてみましょう。
  (1)寛弘2年(1005)が含まれる『大日本史料』の編・冊を探します。→第4編3(建久元年正月〜建久3年2月)。※『日本史必携』(吉川弘文館、2007)p.195「『大日本史料』編成」を参照。
(2)『大日本史料』第4編之3の目次で、建久元年4月11日改元の記述を調べます。→p.87
(3)本文を確認して実際のページ数を調べます。→4月11日の「改元」に関する記述はp.87〜p.97まで、引用史料は「玉葉」「山丞記」など6点(同書名を1点と数えました)。
(4)6点の史料の頭注を見ながら該当史料を探します。史料を解読しなくても、ある程度の内容がわかります。
1.改元の理由の書かれている史料
(1) 頭注に「明年ノ三合厄ニ依リテ改元ス」とある「百練抄」(元年4月11日条)の記事を見ます。
(2) 頭注に「中興三合ノ厄並ニ天変ニ依リテ改元ス」とある「玉葉」(4月11日条)の記事を見ます。
(3) 頭注に「三合ニ依リテ改元ナキハ不吉ノ例」とある「山丞記」(4月11日条)の記事を見ます。
(4) 頭注に「地震ニ依リテ改元ス」とある「押小路記録」(改元之事)の記事を見ます。
2.元号の候補が書かれている史料
(1) 欄外に「光輔ノ勘文」「兼光ノ勘文」「光範ノ勘文」とある「山丞記」(4月11日条)を見ます。→選出者と元号候補、それぞれの出典がわかります。
頭注「建久ニ決ス」と書かれた「山丞記」(4月11日条)の真下の記述を見ると、各候補の推薦理由がわかります。
頭注ではわかりませんが、「玉葉」の記事(4月11日条)を見ると、「建久」が藤原光輔による選出とわかります。

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専門機関紹介
  『大日本史料』や『史料綜覧』を刊行している東京大学史料編纂所のホームページです。
   

東京大学史料編纂所

●アドレス

 http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

●調べられること
東京大学史料編纂所の所蔵史料検索や、編纂事業内容はもちろん、刊行史料の検索も可能です。※刊行中の大日本古記録・大日本古文書・平安遺文・鎌倉遺文(全文の検索)や、大日本史料・史料綜覧の検索(大日本史料総合データベース)など。
●検索方法
目的 手順
『大日本史料』の刊行状況が知りたい 「編纂・研究・公開」→「編纂・出版」→「大日本史料・史料綜覧」
データベースを利用したい※ 「データベース検索」→「データベース選択画面」→「史料の所在」「全文の検索」「できごとを主題に」「人を主題に」「図像をさぐる」「辞典・字典」※さらに細かく分かれています。
(例)『大日本史料』の検索は、「できごとを主題に」→「大日本史料総合DB」へ。『大日本史料』『史料綜覧』「史料稿本」の綱文・書名・本文・索引語を検索できます。
蔵書検索 「図書室案内」→「所蔵史料の検索」
史料点数を知りたい 「所蔵史料紹介」→「概要」「貴重書」「特殊蒐書」「その他貴重書」※目的に応じて。
史料編纂所を利用したい 「図書室利用」
※注 「公開用データベース利用規定」および「史料等利用案内(複製・放映・掲載等)」をご覧の上、データベースをご利用ください。

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