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■古い時代の史料を探すには■

作成者:戸田市立図書館/作成日:2010年9月24日[2019年1月29日修正]

 古い時代の史料を探すとき、皆さんはどうしていますか。一番簡単なのはコンピューター検索ですが、図書館の蔵書検索画面で書名を入力しても、本として単独で発行されていないと「該当なし」と出てしまうことがあります。しかし、「該当がない=活字化されていない。」と考えるのは待ってください。実際には、全集及び叢書(以下「全集等」表記)に収載されていることも多いので、あきらめる前に以下の方法を試してみましょう。

 ところで、同じ読み方をし、意味も似ているのに、「資料」又は「史料」と表記することがあります。今回の「調べ方案内」でも両方を使うため、混乱してしまうかも知れません。では、「資料」と「史料」の違いは何なのでしょうか。当館では、昔に作成された記録、文書の現物写本及びそのままの形で活字印刷したものを「史料」、昔の記録類を使ってまとめた研究論文、本等を「資料」として使い分けました。
 
資料
 「資」には「たから」「もとで」「よりどころ」「たすけ」「もと」などたくさんの意味があります(『大漢和辞典』巻10 p.750)。
 「資料」は「もと。したぢ。原料。材料」(『大漢和辞典』巻10 p.753)、「それを使って何かをするための材料。特に、研究や調査などのもとになる材料。もと」(『日本国語大辞典』7巻 p.471)と定義されます。
 
史料
 「史」は元々、中と又を合わせて書き役を表した文字でした。「ふびと。人の言行を筆記する官」「文筆に携は(わ)る人」「天文を掌る官」「さくわん(さかん)」「獄官」「筮人」といった職業や等級を表すほか、「ふみ。歴史の書。歴史。文書。記録。載籍」という意味があります(『大漢和辞典』巻2 p.760・761)。
 「史料」は「歴史上の参考となる資料。史材」(『大漢和辞典』巻2 p.766)や、「歴史研究の素材となる文献、遺物、文書、伝承、絵画、建築などの総称」(『日本国語大辞典』7巻 p.470)と定義されます。
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目次
<調査に入る前に>
読み方を調べるには
<調査開始>
所収全集・叢書名を調べるには
全集・叢書名から所収史料を調べるには
写本・版本を探すには
書誌事項を調べるには
埼玉県内図書館の所蔵調査
Webサイトで調べる

調査に入る前に

読み方を調べるには

 古い時代の史料を探すためには、読み方を知る必要があります。読み方が分からないときは、まずその点を確認しましょう(→分かる場合は「調査開始」へ)
 たとえば、戸田市立図書館には、読み方を調べるための本があります。
 
『全集・叢書細目総覧 古典編索引』(紀伊国屋書店、1977)/R027.4-ゼ
 国立国会図書館で所蔵する全集等を資料名から探すことができます。古典編の収録範囲は、国初から幕末までに刊行された古典籍です。巻末に「難読索引」(部首索引)があります。
 
『全集・叢書細目総覧 古典編・続 付索引』(紀伊国屋書店、1989)/R027.4-ゼ
 『全集・叢書細目総覧』第1巻古典編の続編です。本編及び索引編を1冊に集約しています。読みが分からないときは、p.377〜380「難読索引」(画数順)を使いましょう。
 
『古典文学作品名よみかた辞典』(日外アソシエーツ、2004)/R910.3-コ
 近世以前に成立した古典文学作品約13,393点を収録しています。古典文学作品の読み方、分野、成立時期、作者等を調べられます。p.7〜17に「親字一覧」があります。
 
『国史大辞典』第15巻上[索引:史料・地名](吉川弘文館、1996)/R210.0-コ-15-1
 日本最大の日本史辞典です。p.567以降の「頭字索引」で、『国史大辞典』第15巻索引に収録されているすべての語句の漢字一字目を検索できます。※字音の五十音順
 
『大漢和辞典』[縮写版]全13巻(大修館書店、1966)/R813.2-モ-1〜13
 日本最大の漢和辞典です。収録語数は、親字48,902語です。故事成語、年号、熟語、動植物名等の読み、意味及び用例を調べられます。
  ※『大漢和辞典』の使い方は、「大漢和辞典の引き方」のページへ
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調査開始

戸田市立図書館で所蔵する本を使う。
 古い時代の史料(古典籍、古記録、古文書等)の基本情報及び収録情報を調べるための事典類は、本館2階参考資料室にあります。
  ●テーマの棚に行って探す。
   
図書館の本には1冊ずつテーマを表す分類記号が付いており、その記号は本の背表紙に貼付されているラベルに記してあります。
また、棚の本はすべて分類記号順に書架に並んでいるため、本を探すときは、以下の分類記号を参考にしてください。
  《古い時代の書籍を調べる際、参考になる分類記号》
   
025 一般書誌 027 特殊目録 210 日本史
026 稀書・善本目録 031 百科事典 910  日本文学

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  ●OPACで調べる。
   
当館所蔵の本は、オンライン目録(OPAC)で探すことができます。
ホームページの「蔵書検索」で探すときは、図書資料を探す画面から「一般書」にチェックを入れて検索してください。 検索は漢字表記と読みがなの両方が可能です。
検索するときは、「古書」「古記録」等のキーワードだけでなく、「目録」「総覧」等のキーワードとかけ合わせると、目的の本を効率よく探すことができます。
    《検索キーワードの例》
   
全集(ぜんしゅう)/叢書(そうしょ)/目録(もくろく)/総覧(そうらん)/古書(こしょ)/古典籍(こてんせき)/古記録(こきろく)/古文書(こもんじょ)等

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所収全集・叢書名を調べるには
 たとえば、戸田市立図書館には、所収資料名を調べるための本があります。
 
『全集・叢書細目総覧 古典編索引』(紀伊国屋書店、1977)/R027.4-ゼ
 国立国会図書館で所蔵する全集等を資料名から探すことができます。古典編の収録範囲は、国初から幕末までに刊行された古典籍です。「索引」(資料名の五十音順)及び「難読索引」(部首索引)があります。同書第1巻古典編に対応しています。
 
『全集・叢書細目総覧 古典編・続 付索引』(紀伊国屋書店、1989)/R027.4-ゼ 
 『全集・叢書細目総覧』第1巻古典編の続編です。本編及び索引編を1冊に集約しています。本編は、全集名等の五十音順。読み、出版社、出版年、巻数、国立国会図書館の請求記号、内容細目等を記載しています。p.1〜375「索引」(五十音順)又はp.377〜380「難読索引」(画数順)を使って全集等を探します。
 
『国史大辞典』第1〜15巻上[索引:史料・地名](吉川弘文館、1979〜1996)/R210.0-コ-1〜15 
 日本最大の日本史辞典です。第15巻索引は、「史料」及び「地理」に分かれています(五十音順)。巻数、ページ、段落、項目名等が分かるので、指示された巻及びページを確認します。全集等に所収されているときは文末に記載されます。
 
『国書総目録』第1〜8巻(岩波書店、1963〜1972)/R025.1-コ-1〜8 
 戦前、戦後に採集した書目カードをもとに作成された総目録です(五十音順)。国初から慶応3年(1867)までに日本人が著編又は撰訳した書籍が対象です。書名よみ、別称、分類、著編者、成立年代、写本版本の所在、活字翻刻、複製本の有無等を調べられます。全集等を探すときは、活字翻刻を示す「活」欄を見ます。※1枚物の書画・古文書類は調べられません。
 
『史籍解題辞典』上、下巻(東京堂出版、1985〜1986)/R210.0-シ-1〜2
 日本史研究史料に限定した解題書です(五十音順)。史料名、著者名、成立年、内容、刊本名、叢書名、異称等を調べられます。全集等を探すときは、「刊」欄を見ます。
 
『日本歴史「古記録」総覧』上、下巻(新人物往来社、1989)/R210.0-ニ
 日本歴史を編纂するための根本史料の一つ「古記録」を、上巻「古代・中世篇」及び下巻「近世篇」にまとめたものです。各100点ほど史料を選び、解説及び原文を載せています(時代順)。「5.刊本」で活字本の有無が分かります。
 
『日本歴史「古典籍」総覧』(新人物往来社、1990)/R210.0-ニ
 『日本歴史「古記録」総覧』上、下巻の続編です。日本歴史を語る上で欠かせない古典籍100点を選び、1.通史篇、2.年代記篇、3.地誌篇、4.系譜篇、5.戦記篇、6.特殊篇に分けて解説しています。欄外「刊本」で活字本の有無が分かります。
 
『日本古代史大辞典』(大和書房、2006)/R210.2-ニ
 旧石器時代から鎌倉時代成立期までの日本史辞典です(五十音順)。解説のほかに、所収全集名等を載せています。巻末に索引があります(項目があるものは太字)。

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全集・叢書名から所収史料を調べるには
 「全集名ありきで、中身を知りたい」。そんなときは、直接目次を確認する又は全集名等から所収史料を調べられる本を確認しましょう。
 
『全集・叢書総覧』新訂版(八木書店、1983)/R027.4-ゼ
 明治初年(1868)から昭和56年(1982)までに刊行された全集等の書名、巻数、発行所、版型、発行年、定価等を調べることができます。p.611以降の「特殊全集叢書内容一覧」(五十音順)では、『古典文庫』『尊経閣叢刊』『大日本古記録』『大日本史料』等主要な歴史、古典全集に限り、収録史料名及び冊数を確認することができます。
 
『全集総合目録2001』(出版ニュース社、2000)/R027.4-ゼ-01
 2000年10月までに流通している全集、講座、シリーズ、叢書、著作集、作品集、選集等を収録しています(日本十進分類法順)。歴史資料は、p.70以降の「歴史(世界・日本・東洋・西洋)」、古典資料は、p.361以降の「日本文学・全集・選集」をお使いください。巻末p.408以降に「発行所名簿」、p.434以降に「書名索引」があります。

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写本・版本を探すには
 「全集等に載っていないが、どうしてもその史料を見たい」。そんなときは、写本等がないか調べてみましょう。
 たとえば、戸田市立図書館には、写本等の有無を調べるための本があります。
 
『国書総目録』第1〜8巻(岩波書店、1963〜1972)/R025.1-コ-1〜8 
 戦前、戦後に採集した書目カードをもとに作成された総目録です(五十音順)。国初から慶応3年(1867)までに日本人が著編又は撰訳した書籍が対象です。書名のよみ、別称、分類、著編者、成立、写本版本の所在、活字翻刻、複製本の有無等を調べられます。写本等の所在を知りたいときは、「写」欄又は「版」欄を見ます。※1枚物の書画、古文書等は調べられません。
 
『古典籍総合目録』 第1〜3巻(岩波書店、1990)/R025.1-コ-1〜3
 『国書総目録』を継承した古典籍総合目録です。『国書総目録』が発売された年から昭和63年(1988)までに刊行された古典籍約91,000点を収載しています(五十音順)。第3巻索引では、著者名、別書名、略称等による検索が可能です。書名の読み、巻冊数、別書名、分類、著編者名、成立年、写本の所在、版本の刊年等を調べられます。※活字本及び複製本の記載なし
 
『日本歴史「古記録」総覧』上、下巻(新人物往来社、1989)/R210.0-ニ
 日本歴史を編纂するための根本史料の一つ「古記録」を、上巻「古代・中世篇」及び下巻「近世篇」にまとめたものです。各100点ほど史料を選び、解説及び原文を載せています(時代順)。「4.所蔵者」で写本の所在を調べられます。
 
『日本歴史「古典籍」総覧』(新人物往来社、1990)/R210.0-ニ
 『日本歴史「古記録」総覧』上、下巻の続編です。日本歴史を語る上で欠かせない古典籍100点を選び、1.通史篇、2.年代記篇、3.地誌篇、4.系譜篇、5.戦記篇、6.特殊篇に分けて解説しています。欄外「所蔵先」で写本の所在を調べられます。

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書誌事項を調べるには
 たとえば、戸田市立図書館には、書誌事項を調べるための本があります。
 
『国史大辞典』第1〜15巻上[索引:史料・地名](吉川弘文館、1979〜1996)/R210.0-コ-1〜15 
 日本最大の日本史辞典です。第15巻索引は「史料」及び「地理」に分かれています(五十音順)。巻数、ページ、段落、項目名等が分かるので、指示された巻及びページを確認します。全集等に所収されているときは、文末に記載されます。
 
『史籍解題辞典』上、下巻(東京堂出版、1985〜1986)/R210.0-シ-1〜2
 日本史研究史料に限定した解題書です(五十音順)。史料名、著者名、成立年、内容、刊本名、叢書名、異称等を調べられます。全集等を探すときは、「刊」欄を見ます。
 
『日本歴史「古記録」総覧』上、下巻(新人物往来社、1989)/R210.0-ニ
 日本歴史を編纂するための根本史料の一つ「古記録」を、上巻「古代・中世篇」及び下巻「近世篇」にまとめたものです。各100点ほど史料を選び、解説及び原文を載せています(時代順)。
 
『日本歴史「古典籍」総覧』(新人物往来社、1990)/R210.0-ニ
 『日本歴史「古記録」総覧』上、下巻の続編です。日本歴史を語る上で欠かせない古典籍100点を選定。1.通史篇、2.年代記篇、3.地誌篇、4.系譜篇、5.戦記篇、6.特殊篇に分けて解説しています。

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戸田市立図書館で所蔵していない本を探す。
 戸田市立図書館に所蔵がなくても、埼玉県内の他の図書館にある別の本等で情報を得られることがあります。あきらめないで複数の資料を見比べてみましょう。
  埼玉県内図書館の所蔵調査
   

埼玉県内図書館等横断検索

  ●アドレス

 http://www.lib.pref.saitama.jp/calil/index.html

  ●調べられること
埼玉県立図書館が提供する所蔵検索システムです。埼玉県内の公共図書館、大学図書館及び県施設の蔵書を一度に検索することができます。
●検索方法
1 GoogleやYahoo!Japanで「埼玉県立図書館」を検索します。
2 「埼玉県内図書館等横断検索」を開きます。
3 「フリーワード検索」又は「詳細検索」を使って検索します。
4 「詳細検索」では、タイトル、著者名、出版者等を入力します。
該当件数が多い場合は、左側にある地域別に「対象検索の絞り込み」ができます。
    戸田市立図書館で埼玉県内図書館資料を借りたいときは
 リクエストカードをカウンターに出してください。埼玉県内の図書館にあれば、相互貸借が可能です(貸出可能資料のみ)
申込みには戸田市立図書館の貸出券が必要です。相互貸借には日数がかかります。

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Webサイトで調べる

 本で探せない又は新しい情報を得たいときに試してみましょう。図書館が独自に詳細な内容を登録していることがあります。
  ●国立国会図書館の蔵書検索システムを使う。
   
NDL ONLINE 国立国会図書館オンライン
  ●アドレス https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/
  ●調べられること
 
国立国会図書館の所蔵資料及び国立国会図書館で利用可能なデジタルコンテンツを検索し、各種申込みができるサービスです。
●検索方法
 
1 アドレスを直接入力しない場合は、Google、Yahoo!Japan等の検索エンジンで「国立国会図書館」を検索します。
2 「NDL-ONLINE/国立国会図書館オンライン」を開きます。
3 「キーワード検索」又は「詳細検索」を使って検索します。
4 字資料を探しているなら→「タイトル」欄に資料名を入力→「検索」
和古書(写本など)を探しているなら→「和古書・漢籍」をチェック→「タイトル」欄に史料名を入力→「検索」
活字資料及び和古書の両方を探しているなら→「和古書・漢籍」をチェック→「タイトル」欄に資(史)料名を入力→「検索」
5 検索結果が表示されるので、1点ずつ展開し、内容細目を確認します。※「和古書」のときは、全集又は叢書収録の古史料(活字版)以外の論文もヒットします。
    国立国会図書館で直接資料を見たいときは
 「所蔵詳細/申込」をクリックし、所蔵館を調べましょう。
    [戸田市立図書館で国立国会図書館の資料を借りるには]
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