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■地名の読み方を調べるには(戸田編)■ 

作成者:戸田市立図書館/作成日:平成24年7月20日
たとえば、土地の由来や所在地を調べる場合、大半の資料が地名の五十音順や市町村ごとに並んでいたり、土地独自の読み方をする場合もあるため、簡単に引けないことが多々あります。そこで今回は、地名の読み方を調べる方法について紹介します。
目  次
図書館の資料で調べる方法
地名の読み方を調べる(実践編)
図書館の資料で調べる方法
≪戸田の地名を調べるときに参考となる分類記号≫
031 百科事典 213.4 埼玉県の歴史 291.033 地名辞典
291.34 埼玉県の地理 318.12 行政区画・住居表示
※図書館2階の参考資料と郷土資料には、分類記号の頭に「R」「T」がついているため、小数点以下は1ケタまでとなります。
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地名の読み方を調べる(実践編)

図書館の資料を使って、戸田の地名の読み方を調るにはどうしたらよいのでしょうか。今回は「新曽」の読み方について調べてみましょう。
※地名を調べるための資料は、調べ方案内「地名の読み方を調べるための本(戸田編)」をご覧ください。
1.基礎知識を得る 「地形図」を見ると、戸田には「新曽」という地名がある。
2.テーマを絞る 「新曽」は何と読むのか。
3.分類を調べる 031(百科事典)・291(地理)
4.裏付けを取る (1)まずは最初の漢字「新」から地名を探すことのできる資料を探します。
(2)『現代日本地名よみかた大辞典』を用意します。
(a)画数で調べる場合 「新」の総画数13画を収録する「6巻」を用意します。
巻頭目次「13画」から「新」を探します。→p.8778
p.8778を開き、2字目「曽」の画数11画を探します。→p.8914「46077新曽根:しんそね」(宮城県の地名)。
念のため、「曽」の正字「曾」の総画数12画を探します。→p.8920「46121新曾:にいぞ」「新曾南:にいぞみなみ」(戸田市の地名)。
(b)漢字の音で調べる場合 漢字の機械的な音読みから検索できる「7巻索引」を用意します。
「新曽」を音読みすると「シンソ」。該当するページを探します。→p.190「しんそ」に「新曽〔46077〕」と「新曾〔46121〕」あり。※〔 〕内の数字は索引番号。
各巻背表紙にある画数下の数字(索引番号)を見て、「46077・46121」を収録する巻を探します。→6巻。
数字(索引番号)をたよりに「新曽」と「新曾」を探します。
「46077新曽根:しんそね」(宮城県の地名)。「46121新曾:にいぞ」「新曾南:にいぞみなみ」(戸田市の地名)。
(3)『現代日本地名よみかた大辞典』の答えが合っているかを、別の資料で確認します。※同じく漢字検索可能なもの。
(4)普通の音読みではないので、難読辞典に当たってみましょう。『難読・異読地名辞典』を用意します。
(a)画数で調べる場合 目次で13画「新」を探します。→p.388
p.388「新」を開き、11画「曽」を探します。→p.392「新曽にいぞ」
(b)音訓で調べる場合 巻末「頭字標準音訓索引」で、「新」の音読み「シン」「ニイ」か、訓読み「あたらしい」を探します。→p.388
p.388「新」を開き、11画「曽」を探します。→p.392「新曽にいぞ」
(5)「にいぞ」と読むことがわかりました。
その他 漢字の読みを調べるには「漢和辞典」が最適ですが、主要地を対象にしたものがほとんどで、字名を調べることは困難です。凡例を見ると、各辞典の収録範囲がわかります。
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