>>トップページ >>調べ方案内・戸田 >>江戸時代・明治時代の地誌紹介

■江戸時代・明治時代の地誌紹介■ 

作成者:戸田市立図書館/作成日:平成24年7月20日/平成26年10月22日改訂
「地名辞典」などは、古い時代の史料や様々なデータをもとに、文章をまとめています。「地名辞典」の記述では物足りない、自分自身で史料を解読・確認したいという場合は、下記の史料に戸田の記事が載っているのでご覧ください。
●クローズアップ:江戸時代・明治時代の地誌紹介
古い時代の地誌は、国名や郡名、領国名などで引くことが多いようです。戸田地域の郡名を知りたいときは、「戸田の変遷」を合わせてご覧ください。
『書名』(出版者、出版年)/請求記号 戸田の項目の調べ方
『武蔵志』
(新編埼玉県史資料編10所収)/
(埼玉県、1979)
/T213.4-シ-10
1.p.47武蔵志目録で「足立郡」を探します。※郡の並びを確認します。→弐巻(=2番目)
2.資料の左右にある郡名を頼りにp.113〜「足立郡」を開きます。
3.足立郡中、地名の右横にある領名を頼りに「笹目領」と「戸田領」を探します。→p.134
享和2年(1802)以前、福島東雄によって編纂された村明細帳的な地誌です。実際の史料は郡ごとに巻が分かれています。戸田部分の抜粋は『戸田市史』民俗編p.1323にも所収されています。※どちらも歴史的仮名遣い。
〔郡名順番〕 
1 豊島郡(としまぐん) 2 足立郡(あだちぐん) 3 埼玉郡(さいたまぐん)  4 入間郡(いるまぐん) 比企郡(ひきぐん)
多磨郡(たまぐん) ()()()(ぐん) 都筑郡(つづきぐん) 9 新座郡(にいくらぐん) 10  高麗郡(こまぐん) 
11  (はた)()(ぐん)  12  那賀郡(ながぐん) 13 榛沢(はんざわ)(ぐん) 14 ()()(ぐん) 15  児玉郡(こだまぐん) 
16  秩父郡(ちちぶぐん) 17  荏原(えばら)(ぐん) 18 橘樹(たちばな)(ぐん)  19  (よこ)()(ぐん)  20  ()(ぶすま)(ぐん) 
21  大里郡(おおさとぐん)   22  葛西(かさい) 
※郡名の読みは『角川日本地名大辞典』11p.1419、13、14p.1393「国郡沿革表」の内「郡名考天保郷帳」等参照。 
『書名』(出版者、出版年)/請求記号 戸田の項目の調べ方
『新編武蔵風土記稿』
全12巻+索引
(雄山閣、1996)/T291.3-シ-1〜12、索引
1.索引篇「新編武蔵風土記稿索引篇目次」を開き、各巻の目次/索引のページを控えます。
2.各巻の「略目次」を開き、郡名「足立郡」を探します。
3.p.227「第7冊略目次」に「足立郡之七戸田領」を発見。戸田領の地名が第7巻p.228に載っていることがわかります。
4.略目次では「笹目領」を見つけられないため、足立郡を収載する第7・8巻「索引」(五十音順)で、「下笹目村」「美女木」を探します。→「下笹目村」は第8巻p.135上に、「美女木村」は第8巻p.137上に載っています。
※索引篇は全巻共通索引ではなく、1冊中に各巻の索引がまとまっています。戸田が含まれるのは第7巻・第8巻。
幕府官選の唯一の武蔵国(現:埼玉県・東京都・神奈川県の一部)地誌です。郷・村順に沿革現状を調べられます。部分的に地名に読みがながつき。歴史的仮名遣い。
〔郡名順番〕 
1 豊島郡(としまぐん) 2 葛飾郡(かつしかぐん) 3 荏原(えばら)(ぐん) 4 橘樹(たちばな)(ぐん) ()()()(ぐん)
都筑郡(つづきぐん) 多摩郡(たまぐん) 新座郡(にいくらぐん) 9 足立郡(あだちぐん) 10  入間郡(いるまぐん) 
11  高麗郡(こまぐん) 12  比企郡(ひきぐん)  13 (よこ)()(ぐん)  14 埼玉郡(さいたまぐん)  15  大里郡(おおさとぐん) 
16  ()(ぶすま)(ぐん)  17  (はた)()(ぐん)  18 榛沢(はんざわ)(ぐん)  19  那賀郡(ながぐん)  20  児玉郡(こだまぐん)  
21  ()()(ぐん) 22  秩父郡(ちちぶぐん)            
※郡名の読みは『角川日本地名大辞典』11p.1419、13、14p.1393「国郡沿革表」の内「郡名考天保郷帳」等参照。
『書名』(出版者、出版年)/請求記号 戸田の項目の調べ方
『武蔵国郡村誌』全15巻
(埼玉県立図書館、1953〜1955)
※図書館所蔵は第2巻のみ。/T291.3-ム-2
1.各巻目次を開き、調べたい地域の郡名であるかを確認します。
2.次に村名を探します。
3.該当ページにあたります。
※2巻に掲載されている戸田地域は、笹目・惣右衛門・美女木・早瀬です。
明治8年(1875)6月内務省示達に基づき、埼玉県が編さんした地誌です。明治時代初期における武蔵国(埼玉県に属する地域のみ)各村の由来、彊域、字名、神社、物産などを調べられます。
〔郡名順番〕 
1 足立郡(あだちぐん)  新座郡(にいくらぐん)  入間郡(いるまぐん)  高麗郡(こまぐん)  比企郡(ひきぐん) 
(よこ)()(ぐん)  秩父郡(ちちぶぐん)  児玉郡(こだまぐん)  ()()(ぐん)  10  那賀郡(ながぐん) 
11  大里郡(おおさとぐん)  12  ()(ぶすま)(ぐん)  13  榛沢(はんざわ)(ぐん)  14  (はた)()(ぐん)埼玉郡(さいたまぐん)  15  葛飾郡(かつしかぐん) 
※郡名の読みは『角川日本地名大辞典』11p.1419「国郡沿革表」の内「郡名考天保郷帳」等参照。
 ▲このページのトップへ戻る
本館2階にある貸出不可の資料は、館内で閲覧していただくほか、複写サービス(有料・要申込)をご利用いただくこともできます。なお、図書館における複写サービスは著作権の範囲内で行なっています。詳しくは「複写サービスについて」のページをご覧ください。

  

>>トップページ >>調べ方案内・戸田トップ >>江戸時代・明治時代の地誌紹介