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これまでの「この本」

-2018年1〜6月-


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世界のおばあちゃん料理 

ガブリエーレ・ガリンベルティ/著

河出書房新社

596.2/ガ

 イタリアの若い写真家が世界を巡る旅に出る時、彼のおばあちゃんが「食事はどうするんだい?」と心配したそうです。
 「大丈夫。世界中どこに行っても料理上手のおばあちゃんがいて、孫のために愛を込めて料理を作ってくれる。写真とレシピを送るね!」
 そんな会話から誕生したのがこの本です。世界50ヶ国58人のおばあちゃんと料理が紹介されています。
 印象的なのは彼女たちの前に並べられた材料です。調理台に左右対称に美しく並べられた食材、小エビも1匹ずつ整列しています。後ろに写るキッチンや煮炊き小屋の風景にもお国柄が現れていて写真集としても楽しめます。
 そんな中、食材にイグアナがドンと置かれている写真には驚きました。この料理のレシピで一番厄介なのはイグアナを捕まえることだそうです。日本では馴染のない料理が多数紹介されているのもこの本の魅力のひとつです。
 ちなみに日本のおばあちゃんとして紹介されているのは料理研究家の堀江ひろこさんです。どんな料理かは本書をご覧ください。
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京都見廻組秘録

菊地明/著

洋泉社

210.58/
  幕末の時代、京都は不逞浪士が暗躍し、天誅という名の暗殺がはびこり無政府状態となっていました。そこに幕府側の警察治安組織として浪士を集め、誕生したのが、近藤勇を局長とした有名な「新選組」でした。新選組と同じく、京都の治安を守るために組織されたのが「京都見廻組」で、与頭の佐々木只三郎は、精武流の剣の使い手でした。また、京都見廻組は、幕臣の二男、三男から選抜されたいずれの人物も剣の使い手揃いであったとのことです。
 この本では、新選組と同等以上の活躍をしているが、いまいちマイナー感がただよい、組織の活躍が見えてこない京都見廻組の活動や事象を紹介しています。
 幕末の歴史に埋もれてしまいそうな京都見廻組ですが、この後、最重要人物に関する事件に関わりを持つのですが・・・・ それは皆さんが本を手にして確認してください。
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働く。

日野原 重明
/著

冨山房インターナショナル

159.7/

 新年を迎え今年は何か新しく何か始めてみようという方もいらっしゃると思います。
 今回紹介するのは、おもにこれから働こうという方向けの一冊です。
 著者は、聖路加国際病院名誉院長で「地下鉄サリン事件」で陣頭指揮をとり、被害者640人の受け入れをしたことでも知られる日野原重明さんです。生涯現役をつらぬき、昨年7月に105歳死去された人生の大先輩が20歳前の若者に向けて語りかけています。その中で特に感銘を受けたのは、「マイナスの体験をポジティブにとらえ直せばその意味は百八十度転換する。」で始まる章です。この章で日野原さんは、人生にはむだな体験などひとつもないこと、失敗や挫折などの体験を自分の一生の中にとらえ直してみること、自分の体験から時間をかけて学ぶことを人生の折々に思い返してほしいと語っています。
 あなたもこの本を読んで、働くことの意味を考え、問い直してみませんか。
 だれよりも「命」「人」「人生」を大切にした人の本をどうぞ手に取りお読みください。


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