トップページ >> 一般書担当トップ >> これまでの「この本」 2016年7〜12月 



これまでの「この本」

-2016年7〜12月-

12/15
日本まじない食図鑑

吉野りり花/著

青弓社

383.8/ヨ
 年末年始は縁起を担いで、何かしら幸運をよびそうなものに惹かれることが多くなります。
 表題にある「まじない食」とは、様々な願いを託して食べられる食事のことを意味しています。この本には、昔から受け継がれてきた日本各地に残る伝統食や行事食の役割について述べられています。例えば伝統食とは、自然に逆らわず身近にあるその時期のものを食することであり、食べ物の力を蓄え、食べるお守りとしてそこに安心を得るものだそうです。
 日本のお正月の定番「おせち」についてもそれぞれの料理に意味があり、語呂合わせや、見た目にも数々の願いごとが込められているといいます。
 来年は、この本のサブタイトルにもある『お守りを食べ、縁起を味わう』ということを意識して、心の余裕を持ち、ユネスコ無形文化遺産である和食(日本の食)を通じて味わい深い日常を送っていきたいものです。
12/1
アルネ&カルロスのクリスマスボール

アルネ&カルロス/著

日本ヴォーグ社 
594.3/ア

  寒い冬がやってきました。もうすぐクリスマスです。
編み物好きの人は、冬用のマフラーやセーターを編んだりするのでしょうか。
 今回の「この本。」は、ノルウェー人のアルネとスウェーデン人のカルロスによるクリスマスの編み物の本です。
 丸いボンボンがツリーに飾ってあるのを見たことがありますか?この名前は「クリスマスボール」と言います。この本では、クリスマスボールの編み方と、北欧の伝統を取りいれたデザインが紹介されています。紹介されているパターンの数は55個!それぞれのデザインに、「わた雪」「トナカイ」「ツリーを囲んでダンス」などの名前とエピソードが添えられています。どのデザインもとても素敵です。
 眺めてみるだけでも、北欧のクリスマス気分が味わえる一冊です。
11/15
1日でできる!声を変えれば、うまく話せる! 

司拓也・堀澤麻衣子/著 

メディアファクトリー 809.4/ツ
 仕事、学校、PTAなど人前で上手く話せないことはありませんか?私自身も説明する時に緊張して話し方がぎこちなくなり、相手にわかりやすく話せたのか気になることがあります。発表の場だけでなく普段の会話でも話すことに自信がない、そんな人はこの本を開いてみてください。
 例えば「緊張で噛んでしまう」「声が小さい」など人によって様々な悩みがあります。その状況別に舌の動きや口の形の練習、体や心のストレッチといった短時間で出来る発声のレッスンが紹介されているので、その中から自分が気になる部分だけを試してみることができます。
 本格的にボイストレーニングを受けるとなると大変ですが、この本が手元にあれば時間のある時に練習できます。その結果少しでも話すことへの悩みが軽くなれば良いのではないでしょうか。
11/1
かんたんおしゃれな実用雑貨折り紙

折居和美/監修 

ブティック社 754.9/カ
  今回紹介するのは、実用的なグッズの折り方が載っている本です。ペントレー、ペン立て、小物入れなど机の上にあると便利なものから、モバイルスタンド、めがねスタンド、フック型スタンド&ポケット、さらにシューズサシェ、アロマポットまで、身の回りのちょっとしたものを作ることができます。自分の好きな紙で作れば、部屋のプチ模様替えもできてしまいますね。
一般的な折り紙の形である正方形の紙で作る他にA4用紙を使うものもあるので、オフィスでも作れます。必要になった時に裏紙でさっと作れたらかっこいいかも…と思い、私もペントレーに挑戦!紙の角を合わせ切れずに若干ゆるいものができてしまい、折り紙の腕がなまっていることがわかりました。お手本のようにピシっと作れるようなりたいものです。
10/15
翻訳できない世界のことば

エラ・フランシス・サンダース/著

創元社

804/サ
翻訳できない言葉ってどういうこと?とタイトルを見た時に疑問を抱きました。
 紹介されている言葉を見てみると、例えばカリブ・スペイン語の「COTISUELTO(コティスエルト)」という言葉は「シャツの裾を絶対ズボンの中に入れようとしない男の人」という意味だそうです。確かにこの意味に相当する単語は他の国には無いと思います。またマレー語の「PISANZAPRA(ピサンザプラ)」は「バナナを食べているときの所要時間」という意味です。この時間の単位はその国の人々には必要な時間の測り方なのでしょう。ただ翻訳しても使い道がありません。
 様々な国の翻訳できない言葉が何故誕生したのかを調べると面白いかもしれません。
 中には日本語もいくつか紹介されています。「BOKETTO(ボケット)」「TSUNDOKU(ツンドク)」等です。あなたならこの言葉の意味をどのように説明しますか?想像力を刺激する1冊です。
10/1
鉱物キャンドルのつくりかた

福間乃梨子/著

日東書院

594.9/フ
  今回紹介するのは、水晶や蛍石、ラピスラズリなどの鉱物みたいなキャンドルが作れる本です。
 鉱物キャンドルは、キャンドル作りの基本となるパラフィンワックスと顔料で作ります。とてもシンプルな材料ですが、作り方を工夫して鉱物らしくしていきます。鉱物によって結晶の形や成分、色、光沢など様々で、どうやって再現するんだろう?と思っていたのですが、繊細な色の組み合わせと手順で、きちんと特徴を再現できるようになっているんです。一方、柱状のキャンドルから結晶の形に削り出していく過程は非常にワイルドです。さながら発掘現場の様です。作るだけでもロマンを味わえるかもしれませんね。
 作ったキャンドルは素敵なインテリアにもなるし、標本風にして粋なプレゼントにもできそうです。慣れたら自分の想像にまかせて、オリジナル鉱物も作れそうですね!夢が広がるこの本をぜひご覧になってください。
9/15
世界の学び舎 こんにちは!
12歳のネットワーク

井上直也/文・写真

西村書店

372/イ
先日、小学校の授業を見る機会があり、自分の子供の頃と教室の様子が違うことに驚きました。
 日本でも学校の変化を感じますが、世界にはどのような学校があり、授業が行なわれているのか?日本とどう違うのか?そんな興味に答えてくれるのがこの本です。
 この本には世界の学び舎というタイトル通り、アジアからヨーロッパ、アフリカまで、60ヶ国以上の訪問した学校や生徒の様子が紹介されています。晴れた日は屋外で授業をする学校あり、寺院の中にある学校あり、また、子供たちの通学の手段は徒歩、舟、馬と様々です。旅行記の形になっているので読み物としても楽しめます。
 中高生にも手に取って頂きたい1冊です。
9/1
あなたはまだ本気出してないだけ

小玉歩/著

朝日新聞出版

159/コ
  「あの時こうすればよかった」「もっとがんばればよかった」こんな思いをしたことはありませんか? 後悔しないためにはどうしたらいいか、そんなヒントが書かれている本を今回は紹介します。
 自分のやりたいことを思う存分にできないのはなぜでしょうか。 この本では、心にある「恐れ」があるからと書かれています。 「恐れ」のせいで行動にしばりがかかっているとしたら、紙に書き出してそれが起こるとどうなるかを考えてみると、意外にもたいしたことはないことに気づくと書かれています。
 また、本気で生きるためには「シラケル人を周りに置かない」、苦労をしたくないのなら「実現が可能である最大値を目標にする」など、物事や考え方を少し変えることで、本気で生きていくことができるための考え方が、おもしろく書かれています。
 今この時をラクして過ごして後々後悔するか、この本を読んで少し苦しい思いをして生き方を変えることでこの先充実した人生を送るか、皆様にはぜひこの本を読んでいただいて後者の選択をしていただくことをオススメします。
8/15
身近な花の知られざる生態

稲垣栄洋/著

PHPエディターズ・グループ

470/イ
花々を飾ったり、育てることで、とても心が癒されます。
しかし、植物は人の鑑賞のために花を咲かせているのではありません。美しい花は、昆虫に見つかりやすくするためであり、受粉により子孫を残すための「植物の知恵」なのです。
 この本には、身近に咲く花々の生態が、季節ごとに描かれています。取り上げられた花の学名や、語源、どのように日本で繁殖するに至ったかという歴史も知ることができて、何気なく見ている身近な植物についても、様々なドラマがあるのだと気付かされます。
 普段よく目にする花々についても、初めて得られる知識や発見が沢山あるかもしれません。例えば、花びらの枚数は、数列に従って初めから決まっていることが多いそうです。自然界の不思議な法則に、私は神秘性すら感じました。
 この本は、身近でありながら、実はよく知らなかった奥深い植物の世界に、楽しみながら触れることのできる一冊です。
8/1
バテない体をつくる登山食

大森義彦/著

誠文堂新光社

786.1/バ
 8月に入りました。夏本番ですね。この夏、山登りに行く方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、登山時の食事について書かれた本を紹介します。
 本の表紙は、三角の梅干しおにぎりを「山」に見立てた楽しげなデザインで、山で食べたおにぎりの美味しさを思い出します。
 本書によれば、「登山でバテないためには、しっかり食べることが大事」とのことで、登山に必要な栄養素や、おにぎりやパンの選び方、バテない食べ方や水分補給の仕方まで詳しく書かれています。
 夏の登山で心配なことは、おにぎりなどの食べ物が持ち歩いているうちに傷んでしまうことです。これから山へ行く方は、「腐敗の原因」や、「保存のテクニック」が参考になりそうです。
 さらに、この本では登山用のコンロの選び方や、山での調理の仕方など上級者向けの内容も多く書かれています。イラストや写真で分かりやすく書かれているので、初心者の方にも勉強になる一冊です。
7/15
スパイス完全ガイド

ジル・ノーマン/著

山と溪谷社

596/ノ

スパイスの歴史は古く、薬や防腐剤、香料としても珍重され、西洋人にとっては特別なものであり、とても高価であったそうです。
 紀元前約1550年もの昔のエジプトの医学書にもスパイスの記録が残っているという事からも歴史の深さが感じとられます。また、聖書の中にも登場し、スパイスによって貿易のルートが発達し、やがて世界中に広まっていくのです。
最近日本でも様々なスパイスが手に入りやすくなってきました。そのおかげで料理は多様化し、私たちの食生活には欠かせないものになってきていると思います。
 この本を読むことで、スパイスがどのように世界に広まっていき、活用されるようになったかとういう歴史を知ることができます。スパイスの写真が特長と共に載っていて、植物図鑑のように楽しく見ていくことができる、スパイスの奥深い魅力がいっぱい詰まった本です。
7/1
デリカシー体操
ヨシタケシンスケスケッチ集

ヨシタケシンスケ/著

グラフィック社

726.1/ヨ

この本は、『りゆうがあります』(PHP研究所)、『もうぬげない』(ブロンズ新社)など、日常のことから広がっていく発想をシンプルでかわいらしい絵で綴る絵本の作者・ヨシタケシンスケさんのスケッチ集です。
ヨシタケさんは、会社勤めをしていた時に、思いついたけど人に言えないことをメモの端などにイラストと文字で落書きしていたそうです。それらをまとめたのがこの本なのですが、元がこっそり描いた落書きのためなのか、スケッチ達も真ん中にでんっ!とレイアウトされておらず、端の方で小さくつぶやいています。1ページ内に数個のスケッチが配置されていますが、なんとこの本は291ページ!ヨシタケさんのあふれ出るスケッチという名のつぶやきが堪能できる1冊です。

>>トップページ >> 一般書担当トップ >>これまでの「この本」 2016年7〜12月