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これまでの「この本」

-2016年1〜6月-

6/15
「つぶやく」時代にあえて「叫ぶ」
一瞬で変われる言葉のスイッチ12

齋藤孝/著

集英社

159/サ
  コミュニケーションをとる際に、SNS(ソーシャルネットワークサービス)が欠かせない時代となり、様々な言葉がインターネット上でつぶやかれています。しかしながら、その言葉の大半はあまり心がこもっていないように感じます。そんな時代だからこそあえて読んでいただきたい本を今回紹介したいと思います。
 この本は、『声に出して読みたい日本語』の著者で、テレビニュース番組の解説者でもおなじみの齋藤孝さんが、現代の常識(あくまでも自分自身の)を疑って、私たちが普段見過ごしてしまっている動きの本質である歩く、笑う、触れるなどの「動詞」を意識することで、行動が変わり生き方が変わると書かれています。
 私がこの本を読んで印象に残ったのは、「疲れる」という言葉のとらえ方についてです。もともと「疲れる」という言葉は、体力が消耗して元気がなくなるほどくたくたに疲れることを指していました。しかし、現代では、「目が疲れた」というような局部的な疲労を指す場合と「人間関係に疲れた」などメンタル面で気力が消耗する感じを指すことで使うことが多く、疲れ方の質が昔とは明らかに変わっているということに関心いたしました。
 この他にも様々な動詞について齋藤流に体と心の関係で分かりやすく書かれています。
 ありふれた情報に流されず、今の自分に本当に必要なものを見つけたいという方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
6/1
もしも、エリザベス女王のお茶会に招かれたら?

藤枝理子/著

清流出版

596.8/フ
  「英国のエリザベス女王のお茶会!?」ときくだけで、とてもエレガントで優雅なティータイムを想像してしまいます。
 最近、日本のホテルなどでも、きれいにスィーツが盛りつけられた銀の3段スタンドを使ったアフタヌーンティーを楽しむ人が増えてきました。
 エリザベス女王のお茶会に招待されることは間違ってもありませんが、紅茶の国であるイギリスの正式なティータイムの流儀を知ることは、お茶を楽しむ時に役立つのではないかと、この本を手に取ってみました。
 イギリスでは「紅茶を飲む姿を見れば、その人の品位と教養がわかる」と言われているそうです。お茶会は上流階級の人たちのおしゃれなティータイムというイメージですが、この本を読んでみると、様々なマナーに秘められた、イギリス人のこだわりが感じられます。日本人とはまた異なったおもてなしの心を感じてみるのも楽しいのではないでしょうか。
5/15
ミニマリストという生き方 辰巳渚/著 宝島社 597/タ  毎年、春と年末に雑誌で「片付け」特集が組まれます。気が付くと増えている物に悩んでいる人が多いという事でしょう。
「断捨離」「ときめき」「生前整理」と様々な流行がありますが、その最先端は「ミニマリスト」です。持ち物を最小限まで減らしたミニマムな生活をしている人のことです。
この本の著者は『捨てる技術!』で「捨てる」ブームを作った辰巳渚さんです。ミニマリストはこれまでの“物を減らす”とは何が違うのか、そもそもミニマリストの定義とは何なのか等の疑問を持った著者がミニマリズムを実践している人々に会ってインタビューします。
「ミニマリストってどういう人なの?なぜそうしているの?」という疑問の答えになる1冊です。
5/1
はじめての手づくりオーガニック・ガーデン

曳地トシ・曳地義治/著

PHP研究所

629.7/ヒ
 5月になると、緑がいきいきとしてきますね。
 ガーデニングが趣味という方、自然が好きな方、今年からは「オーガニック・ガーデン」にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
 庭は、農薬や除草剤を使わないことで、犬や猫、子供やアレルギーを持った人にも安心できる場所になり、さまざまな虫や小鳥たちが集まる場所になるそうです。
 殺虫剤や薬を使わなかったら、植物は虫に食べられ、花は病気になってしまうのではと心配になりますよね。
 しかし、この本の著者の曳地さんご夫妻は、多様性があること、生態系が循環することを大切にし、環境に極力負担をかけずに、四季を感じる美しい庭をつくっています。
 害虫と呼ばれている虫も、庭の生態系バランスを整える大切な存在とのことです。
 この本には、植物や虫に関する知識、剪定の仕方や堆肥の作り方など、オーガニック・ガーデンのつくり方がオールカラー写真付きで分かりやすく書かれています。
 興味のある方は、ぜひお手にとってご覧ください。
4/15
カレーライスと日本人

森枝卓士/著

講談社

383.8/モ
 今や日本人の国民食とも言われるカレー。スーパーマーケットや百貨店の食料品売り場に行ってみると、置かれている様々なカレー粉やルー、レトルト製品の種類の多さに驚かされます。学食や社食、コンビニ弁当、レストランにも必ずといっていいほどおいてある定番メニューであり、ブレンドされたカレー粉の日本消費量は世界のトップクラスであるといいます。
この本は、表紙がカレーソースの黄土色で、そこに描かれている日本地図はカレーに使われるターメリック、唐辛子、クローブなど様々なスパイスによってデザインされています。カレー好きな人は表紙から惹きつけられそうな装丁になっています。
この本ではカレーがいかにして日本に伝わり広まっていったかという歴史についても書かれていて、日本の食文化との関わりを理解し、その奥深さが感じられる本です。カレー好きな人はもちろん、今まで何とはなしに口にしていた人も、この本を読んでみることで、より一層深い味わいを感じられるのではないでしょうか。 
4/1
人前であがらずに3分間堂々と話ができる本

麻生けんたろう/著

ぱる出版 

809.4/ア
 4月は、新しい出会いが多いですよね。特に新入生や新社会人の皆さんはワクワクとした気持ちがありつつも、不安な気持ちもあることかと思います。特に自己紹介をするときは緊張してしまうこともあるかもしれませんよね。今回は、自己紹介はもちろんのこと、人前での挨拶や発表などであがらずに話ができるようになるための秘訣が書かれている本を紹介します。
 この本は、5つのステップで構成されています。ステップ1であがり症の原因を取り除き、ステップ2で緊張を防ぐ正しい発音、発声、呼吸法を身につけて、ステップ3でごく普通に話せるまでのレベルにまで達することができます。
 普通のレベルでも充分なのですが、さらに話がうまいと言われるようになりたいと思ったら、ステップ4での相手を話しに引き込むためのコツを学んで、さらに上を目指したくなったら、ステップ5で相手の心に「何か」を残す話し方まで学ぶことができます。
 私はこの本を読んで、話が上手ということは気持ちの持ち方と相手への思いやり、そして、少しの練習かなと感じました。この本でみなさんもあがり症を改善してみませんか。
3/15
楽しく作る!おいしく食べる!はじめてのリボベジ&収穫野菜 
岡井路子/著 日東書院本社 626.9/タ 
寒さがやわらぎ、桜のつぼみが少しずつふくらんでくるのを見ると嬉しくなります。命が芽吹く春が、もうすぐ訪れますね。緑を育てるのにも良い季節です。
何かを育ててみようかなあと思われる方、「リボベジ」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
「リボベジ」とは、リボーン・ベジタブルの略です。
普段、料理をする際に捨ててしまっている野菜の切れ端も、水につけてもう一度育てれば、おいしく食べることができます。
この本では、様々な野菜やハーブのデータと育て方が書かれています
にんじんや大根、三つ葉や小ネギの切れ端も無駄にしません。そこからまた新しい芽がでて、キッチンをさわやかに彩ります。自分の育てた新鮮な野菜を料理に使ったら、気分もあがりそうですね。
気になった方は是非お手にとってご覧ください。
3/1
農家の手づくり野良着 

農山漁村文化協会/編 

農山漁村文化協会 
593/ノ
農家の人がかぶっているボンネット風の帽子があったら、作業で日焼けしないで済みそうだなと思っていました。しかしどこで売っているの?と疑問でしたが、自分で作るという手がありました。
 この本で紹介しているのは文字通り「野良着」です。蓑(みの)を進化させたものからモンペ等の作業着の作り方を紹介しています。中には忍者の様に顔全体を覆うマスクになっているものもあり、「蔵書点検作業の時にこれが欲しかった!」と思いました。
これからは、園芸に精を出す人が多くなるシーズンです。好きな素材や色柄で自分に合った野良着を作ってみませんか。
2/15
パリのプチホテル風手作りステンドグラスランプ 
nido/著 
世界文化社 751.5/
さまざまなガラスを組み合わせて作られるステンドグラス。教会の装飾に使われていることも多く、その色合いは本当にきれいです。そんなステンドグラスの美しさを身近に楽しめるランプを作ってみてはいかがでしょうか?

 この本に掲載されているランプは、「パリのプチホテル風」と掲げられている通り、かわいらしいけどシックなデザインです。自分の部屋にこんな素敵なランプがあったら…!とても楽しい気持ちで眠れそうですね。

とはいってもステンドグラスはハンダごてやガラスカッターなど専用の道具も必要なので、始めるには躊躇するかもしれませんが、作り方が写真付きで丁寧に紹介されているので、ちょっと気合いを入れて新たな趣味のひとつにしてみては?もちろん眺めるだけでもうっとりできますので、ぜひご覧ください。

2/1
新しいパパの働き方

ファザーリング・ジャパン/著

学研教育出版

366.7/ア
働き方の理想はありつつも、仕事と育児のバランスが上手く取れなくて悩んでいる男性の皆様に読んでいただきたい本を今回は紹介します。
この本は、仕事か育児かという二者択一的な選択ではなく、育児はもちろんのこと仕事にも精一杯全力で取り組むことを目指す「イクキャリ」という新しい働き方について書かれています。
 そんな理想の働き方なんてできるのかと思うかもしれませんが、この本に出てくる「イクキャリ」について3つのモデルに分類して丁寧に解説されています。
 そのモデルとは、仕事のキャリアアップに積極的で子育てを理由に仕事の成果を落としたくない「上昇志向パパ」、子供と妻を何よりも優先し子育てや家事など、家庭の役割を多く自分が担っていきたいと考える「家庭志向パパ」、上昇志向パパと家庭志向パパの中間に位置し、状況に応じて働き方を柔軟に変えていく「柔軟思考パパ」の3つです。
 自分がどのモデルに当てはまるのかは、是非読んで確かめてみて下さい。今の仕事の働き方と家庭での育児のバランスについて見直すきっかけにもなりますよ。 
1/15
もしもあの動物と暮らしたら!?

小菅正夫/著

新星出版社

480.76/コ
 もしもホッキョクグマを飼いたいと思ったら…どうやって手に入れるの?どういうお部屋を用意すればいいの?食べ物はどうしたらいいの?そんなお悩みに答えてくれるのが、この本『もしもあの動物と暮らしたら!?』です。著者は旭山動物園の元園長で、動物園での飼育経験から、動物たちに快適な環境を用意する方法を紹介しています。
 エサなどは動物園の説明書にも書いてありますが、この本には輸送方法も書かれております。
 特にフラミンゴの輸送に「パンスト」が必須アイテムだとは!輸送中は、あの長い脚を傷めないようにしなければいけません。そこで翼と脚を折りたたんでパンストをかぶせると動けなくなるそうです(もちろん顔は出します!)。どう考えてもみてもパンストをかぶせる時にフラミンゴがおとなしくしてくれるとは思えないのですが…ぜひ実際の作業を見てみたいですね。
 実際には飼えなくても、想像がふくらむ楽しい本です。ぜひご覧ください。
1/5
仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣

久米信行/著

青春出版社

159/ク
 新たな年を迎え今年1年をどのように過ごそうか、みなさんは今年の目標を立てましたか?まだ目標を立てていないという方もきっと多くいらっしゃることかと思います。
 例えば、仕事も家庭も自分自身もバランスよく充実できたら、きっとすばらしい1年になるのではないでしょうか。そんなバランスよく過ごすためのヒントが書かれている本を今回は紹介したいと思います。
 この本では、「仕事×家庭×自分」の3つのかけ算をすることで、人生をもっと楽しく過ごすことができ将来の夢にも近づくことができると書かれています。
 ここで、少しだけ自分が成長し続けるためのちょっとした習慣を紹介しますと、
@ 年に一つは、仕事、家庭、自分の各領域で新しい挑戦をする。
A 月に一度は、仕事、家族、自分の成果を表にして書いてみる。
B 1日の始めに隙間時間の活用方法を考える。
C 1日の最後に「頭×体×心」のバランスを調整する。
 このほかにも、「仕事×家庭×自分」をバランスよく充実した生活を送るためのヒントがたくさん書かれています。
 2016年、良い1年にするためのキッカケとしてぜひ読んでみてください。

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